
砧マンション
東京都世田谷区
マンションの一室を木のある空間に
長年住んだ鉄筋コンクリート造のマンションで木のある暮らしがしたいとご相談をいただき、リフォームの設計がスタートしました。LDKの動線を工夫し、天井に変化をつけることで、一体感がありゆったりした空間になるよう設計しました。壁・天井に断熱を行い通風にも配慮した間取りで、快適な室内空間を提案・実現しています。

まずは壁や天井などを全て解体し、断熱・遮音性能を確保するための工事を行いました。また、細かく間仕切られていた空間は、風の通り道を想定しながらひと繋がりとなるように再構成し、改修後は1台のエアコンで空調管理ができるようになりました。
TOKYO STYLEこだわりの杉フローリングは厚さ30㎜。一般的なものに比べ、倍以上の厚みのあるこのフローリングは、無垢材特有の足触りの良さがあるだけでなく、その厚みが振動を吸収するため足腰が疲れません。
暮らしの器が変わると生活が変わります。リフォーム後、この住まいは、パソコン教室や縫い物教室が行われるなど、地域のコミュニティの場へと進化しているようです。

床・柱・天井・壁には針葉樹の東農ひのき・長良すぎを使用し、キッチン・ダイニングテーブル・電話台などには広葉樹のオニグルミ・ヤマザクラなどを使用し、木材の表情のある空間に。

畳の小上がりと一体になった造り付け収納。

リビング・廊下・寝室を『垂木の勾配天井仕上げ』にしたことで、木の家に暮らしているような室内の広がりを感じられる。

ほとんどの建具を引戸にすることで、室内に取り込む風量の調整が可能に。

洗面を室内の中心に配置し、さらに廻れる動線としたことにより各室へ容易にアクセスできるよう設計されている。
建物性能
①鉄筋コンクリート構造
②築45年
③延床面積47.51㎡(14.37坪)
④断熱:天井・床 発泡ウレタン(45mm厚)
⑤床:二重床 ジャストフロアー

